MySpaceの将来

MySpaceの将来

Posted by Kohei Hayashi on 土, 04/25/2009 - 15:53

MySpaceが日本の音楽コミュニティーで人気だが、アメリカ本社の動きを見ていると将来が不安になってくる。
そもそも本国アメリカではバンドやそのファンのためのコミュニケーションツールとして人気を博し、一般ユーザにも急速に広まっていき、一番人気のソーシャル・ネットワーキング・サービスとしての地位を獲得したという経緯がある。それが最近ではFacebookに首位の座を明け渡し、ユーザの流出が顕著に感じられるようになってきた。私の周りでもアメリカ人の友人ネットワークはMySpaceが中心だったが、この1〜2年の間に完全にFacebookにシフトしたと言ってよい。

そこに来て最近幹部クラスの人材が流出しているという話をちらほら耳にするようになったと思っていたら、今度は共同創業者兼CEOのChris DeWolfが首になり、同じく創業者のTom Andersonもどうなるかわからないという話だ。

巨大企業に買収された後、内部の官僚主義や権力闘争に巻き込まれベンチャー企業のイノベーションがストップするというのはよくある話ではあるが、MySpaceも同じ道を辿る運命なのだろうか?巨大レコード会社にバックアップされたごく一握りのアーティストしかブレイク出来ないという状況から、直接ファンとの交流を可能にし、メジャー・デビューしなくてもインディーズ・バンドが活躍出来るような下地を作ったという点でMySpaceの音楽業界への貢献は計りしれないので、それがNews Corpの中で色褪せていくのを見るのは辛い。

日本で支配的なマーケットシェアを獲得しているMixiと戦うに当たって、MySpaceの得意分野の音楽に特化しユーザの獲得を目指すというのは悪い戦略ではないし、Facebookもまだ日本市場でのシェアは少ないので、もう少し本社の方にはなんとかしてもらいたいものだ。

コンテンツの配信