予約システム開発のいきさつ

予約システム開発のいきさつ

Posted by Kohei Hayashi on 木, 05/07/2009 - 12:25

スタジオ用の予約システムを開発しているが、なぜそのようなシステムを作ったかというと、以前音楽事務所で働いていたときに自分が利用者としてそういったものがあれば随分と助かると思ったからだ。

音楽事務所のマネージャー業というのは、クライアントであるアーティストのためにリハーサル場所を確保することも仕事の一つなのだが、アーティストのスケジュール調整をする際にリハーサル時間が最初から決まっているわけではない。コンサートの日程が決まってくるにつれ、移動のスケジュールを調整したり、取材などの時間も入れたりとしながら徐々に決まってくる。まだ日程が正式に決まったわけではないけど、使うかもしれないリハーサル・スタジオの空き状況は常にリアルタイムでチェックしていたいのだ。「この日にコンサートが入ったとしたら、前日にどこかで練習しておかなければならないから、その場合はこことここのスタジオがまだ空いているな」とプランニングが出来れば非常に仕事がやりやすい。予約もしないのに空き状況だけ毎日電話して聞くというのも骨が折れるし、かと言ってスケジュールがなかなか決まらなくて後になってから電話すると、「もう埋まっちゃいました」という事態になる。十分なリハーサルなしで演奏させたらコンサートはぶち壊しになり、演奏を聴きに来てくれたお客さんはもちろん、アーティスト、ホールの関係者など全ての人に迷惑をかけることになるので、マネージャーとしては夜も眠れないほどのストレスを抱えながら必死にリハーサル場所を探さなければならない、というはめになる。

仮予約を入れておけば解決するのでは、と思うかもしれないが、実際はコンサートツアーの直前までスケジュールがはっきりしないこともしょっちゅうだし、「スケジュールが確定するまでもうちょっと待ってください」とスタジオの方に何度もお願いするのにも限界がある(それで何度怒られたことか)。音楽スタジオとしては、いつキャンセルするか分からないお客のために他の収益機会を逃すかもしれないのだから、当然の話ではある。スケジュール変更がないことを祈り予約を入れたままにするということも可能だが、ツアー前のリハーサルとなると半日ぐらい普通に借りるのでキャンセル料も馬鹿にならない。特に利益がそれほど出ないツアーだったりすると無駄金を使うような余裕はどこにもないので、予約をキャンセルして新たにスタジオを探さなければならないことだってある。
そういった時に、予約システムを使って空き状況をリアルタイムで配信してくれるスタジオが増えればどんなに助かるだろうと思ったのだ。営業時間外や電話中ということを一切気にせず、空きがあるとわかった瞬間にオンラインでスタジオを予約出来ればその場で問題解決となり、安心して次の仕事に取りかかれる。

スタジオの方も、そういったせっぱつまった利用者がウェブで空き状況を見て予約してくれれば新規顧客獲得につながり売上向上になるし、既存のスタジオ会員に対してもネット予約という新しいサービスを提供することが出来るので、需要はあるのではないか、と思い開発に至った次第である。

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